犬のキチと猫のナナに1年間でどれだけお金がかかっているのか計算してみました。
一言で犬、猫と言っても家族の一員なので費用を出してみたところで、じゃあ削ろうとはなりません。
それでもねーちょっと気になるわけですよ。
それにこれから犬、猫を飼おうと思っている方の参考になればとも思っています。
飼ってみたけど『こんなにお金がかかるのー!? やっぱ、いらない!』となっては困りますからねー。
ペットにかける年間支出は?
ペット保険シェアNO.1のアニエス保険会社の調査によると、2017年で犬に対しての年間支出額はなんと445,993円!猫が209,421円でした。
アニエス損害保険:家庭動物白書より
いやいや、すごい金額です。うちの娘に罹る費用よりもはるかに多い!そして一番かかっている費用項目が『ケガや病気の治療費』なんですねー!
うちの子たちは丈夫で良かった(笑)。
その他にも『しつけ・トレーニング料』や『サプリメント』、『交通費』なんかも・・・皆さんけっこう費用かけているんですね。
1年間で犬のキチにかかる費用はいくら?
まずは我が家のペット犬のキチにかかる費用を見てみます。
2018年7月から2019年の6月までの1年間にかかった費用の総額は92,860円でした。
内訳は以下の通り。
フード代
5,000円✕12ヶ月分 で 60,000円。
餌はキチを譲っていただいた日本聴導犬協会から購入しています。
基本的に3種類の餌(ピナクルS、フィッシュ&ポテト、シュプレモ)を混ぜて朝夕の2回与えています。ちなみに朝は3種類の餌にプラスしてプレーンヨーグルトを大さじで5杯分くらい与えています。
これは普通に人間も食べるヨーグルトです。乳製品は犬には良くないという人もいますが、キチの場合はお腹の調子が整います。
時々おやつとして鶏の胸肉をあげていますが、今回の費用のなかには入れていません。
ペットシーツ代
夜の間におしっこ出来るように180枚入りのペットシーツを用意しています。これが年5回位の購入。1,000円✕5 で5,000円也。
あっ、キチはかなり大きいmIX犬ですが、室内で飼っています。
聴導犬の訓練を受けているので基本的に生活は室内です。聴導犬から譲り受ける際も室内飼いが条件となっていました。
病気の予防代
フィラリアの予防、ノミ・ダニの駆除薬も兼ねているもの飲み薬・滴下剤で28,000円。プラス年1回の狂犬病の予防接種3,500円。
フィラリアは寄生虫で蚊が媒介するものです。寄生すると犬の心臓などに機能障害を起こし、最悪、死を招きます。
その他
宿泊代他 約15,000円
年に1,2回ですが、実家に帰省するときなど聴導犬協会に預かってもらっています。またリステリンなどの費用も入っています。
リステリンは人が口内洗浄に使うあのリステリンです。散歩から帰って、足を拭くときにリステリンを霧吹きで吹きかけています。これでノミやダニなどの予防にもなりますし、消毒にもなります。
これらを全部足してみたら、1年間で111,500円となりました。
1年間で猫のナナにかかる費用はいくら?
次に猫のナナにかかった費用を計算してみました。
犬に比べると、断然、安いです。
フード代
飼い始めの頃は、安いフードを与えていたのですが、血尿を出すようになりました。水をよく飲み、一度トイレに行くと、残尿感があるのかかなり長い間座っていました。
それで獣医さんに診てもらったのですが、結石が出来やすいのではないかと言われています。
これにはいろいろと原因があるそうですが、pHバランスを調えるフードにしたところ、血尿が止まりました。
それ以来、この餌を与えています。
ちなみに1ヶ月4,500円ほどかかります。4,500円✕12ヶ月 54,000円。
砂代
ナナは室内飼いで外には一切だしません。室内に猫用砂を入れたトイレを用意しています。
この砂代が800円✕12~15で9,600円から12,000円ほどかかります。
獣医代
1年に1回位、獣医さんに診てもらっています。費用は10,000円ほどです。
費用全部足すと猫のナナは1年間で73,600円かかりました。
猫より犬の方が費用はかかる
このように猫と犬にかかる費用を比較してみると、犬のほうがかかりますね。倍まではいきませんがそれに近い数字になります。
最近は犬よりも猫の方が人気があるようですが、費用の問題もあるのではないでしょうか。
犬の場合は散歩も必須ですし、猫よりも手間がかかるのは確かですね。
費用に関しても、猫よりも外に出ることが多い分、病気の心配や予防にかかる費用も発生しやすいんでしょうね。
でも一度飼い始めたら、『や~めた』とは出来ません。しかし最近はこれを簡単に『やーめた』とする人が増えたのも確か。
ブリーダーなどの多頭飼いでコスト増大のため飼育放棄をする輩がでてきたことも問題になっています。
最近になってやっと法的な対策も整備され始めましたが、金儲けのために生命を粗末に扱うのはとても許されるものではありません。
話を戻すと、うちでは特別に費用をかけているわけではありません。
今後新たにペットを飼おうと思っている人達にとって、犬・猫を飼うにあたり、これくらいは費用がかかるだーと参考になれば幸いです。