ペレットストーブがやってきた!
自宅をリフォームするにあたって必ず導入しようと思っていたのが薪ストーブの類です。
BESSの展示場に行ってから特にその気持ちが強くなりました。
そして、私たち家族がすむ長野県は薪ストーブを設置している家庭もたくさんあります。
そこで知り合いやストーブ屋さん等にリサーチをかけてみました。
使い勝手や燃料のことを聞いたり調べたりする中で候補に急浮上してきたのがペレットストーブでした。
ペレットストーブという名前は聞いたことがありましたが、具体的な知識はありませんでした。
結論から申し上げますと、我が家はペレットストーブを採用しました。
そしてこの選択は間違いではありませんでした。
この冬はペレットストーブおかげでこれまでにない暖かさを手に入れることができたのです。
薪ストーブとペレットストーブの比較
ここから薪ストーブとペレットストーブそれぞれのメリット・デメリットをあげていきます。
薪ストーブのメリット
なんといっても揺らめくような炎が素敵です。いつまでも眺めていられます。
この炎を前にウイスキーグラスを傾けようものなら気分は石原裕次郎!(古ッ)
そしてストーブ自体のフォルム。魅力的ないろんな形があります。
輻射熱のみですが、いったんストーブ本体が温まるとその暖房効果はすごいです。
目の前で焚火にあたっているようです!
その熱はファンヒーターような完全に乾燥した温風ではありません。
体の芯から温まるので健康にもよいと思います。
また基本的に電源は使いません。冬に災害等で電気が止まっても暖を取ることができます。
またストーブの上や窯の中で料理ができます。
薪ストーブのデメリット
薪を準備するのが大変です。
特に導入する年は2年分の薪を準備しておかなければなりません。
なぜかというと薪は完全に乾燥したもの使わないと煙や煤が出るからです。
中途半端な薪を使ったせいで街中では近所の洗濯物に匂いがついたりするらしいです。
そのせいで近隣とのトラブルに発展する場合もあるとのこと。
要するに1年目はすでに乾燥した薪を集め、来年のための同じ量の薪を乾燥させるために集めなければならないのです。
また当然ながら、それだけの薪をストックしておく場所が必要となります。
ストーブは基本的に掃除を毎日しなければなりません。
朝は種火から火をおこさなければなりません。
ペレットストーブのメリット
間伐材を砕いて圧縮したものを燃料に使うのでエコです。この燃料のことをペレットと呼びます。
ほとんどのペレットストーブは電気式でタイマーなども設定できます。つまり朝起きたときは部屋が温まっています。
手が汚れませんし、燃料の補給がとても簡単です。
掃除も薪ストーブと比較して簡単です。
暖かさは薪ストーブに比べ若干劣る感じですが、我が家のペレットストーブはいったん温まると本当に暑いくらいにです。
煙突工事が簡単です。薪ストーブは煙突工事が40万から50万円くらいかかります。それと比較するとペレットストーブは本体価格プラス10万円以内で排気管の設置までできます。
ペレットストーブのデメリット
薪ストーブの炎に比べてペレットストーブの炎はせわしないです。炎を見てゆったりという気持ちにはなりません。
電気を使うので停電では使えなくなります。
料理を作ることができる機種は多くありません。
ペレットは基本的にどこかで購入してくるほかありません。
ペレットストーブに決めたわけ
我が家にやってきたペレットストーブ
Ecoty
我が家は庭がそれほど広くないので薪をストックしておく場所がないこと。
そもそも薪を手に入れる手段がないこと。薪を買うとなるとコストは灯油と変わらないかもしくは高くなると思います。
好きな人は年中、薪集めが頭の隅にあるそうです。
薪を自宅の庭で斧で割って作るってのも悪くはありませんが、私は夏の暑いうちから薪の心配をするのが嫌でした。
私は蟻にはなれません。基本的にキリギリス体質です。
予算があまりなかったこと。薪ストーブを導入するには最低でも80万円くらいは必要だと言われました。
我が家のペレットストーブ導入費用は約50万円でした。そのうち市からの補助金が10万円出たので実質は40万円。
市町村でペレットストーブや薪ストーブ導入の補助金が出るとことがあるので興味ある人は調べてみてください。
朝から火を起こすのが面倒くさいこと。この仕事は必ず私の専門になることが目に見えていました。
朝寒い中、種火をおこしてストーブを温めるなんて映画の中では素敵に見えますが実際にやることを考えると私にはとても我慢できないと思います。
ただし前に書いたように薪ストーブ、ペレットストーブ両方ともメリット・デメリットがありますが最後は何を優先させたいのか、その人その家族で決めるのが一番です。