まったく身に覚えがないのに、ある時期から娘に『パパ嫌い!ママがいいー』とか『あっち行って!』と言われて傷ついているパパはいませんか?
私も娘が4歳近くになって、『パパ嫌い!』と言われる頻度が増えて、本気で少し悲しくなる時があります。
この娘の心理ってどういうことなんでしょうか考察してみました。
娘の『パパ嫌い!』は普通のこと
私がよくやられるのは娘の起床時。
妻が朝の準備で忙しく動き回っている時に寝室から娘が叫びます。
『ママ~!』
私が代わりに寝室へ行くと、『パパじゃない!ママなの!』と泣きわめき、抱かせてくれようともしません。
それでも無理やり抱き上げてダイニングまで連れて行きますがその間も『パパ嫌い!、離してー!』とげんこつを振り上げながら抵抗します。
正直、ムカッとすることもあります。
でもしばらくするとケロッとして『パパ好き!』とか言ってくるんですね。
なんでしょう?このくるくる回っているような娘の気持ちの変化は・・・。
実は悩み相談でもこの『パパ嫌い』問題はけっこうあるみたいです。
問題はこの『パパ嫌い!』を真に受けて、子育てをボイコットしそうになるパパもいるということ。
いやいや、それはありえないでしょ!と思うのですが中には本当に子育てしなくなる父親もいるみたいですねー。
娘が『パパ嫌い』という心理
いろんな意見がある中で パパにかまってもらいたい、パパを独占したい 気持ちの裏返しというものもありますが、私はそれは違うと思います。
前の方にも書いたとおり 寝起きの時に私に対する嫌悪感がひどい。
眠たい時に かまってもらいたい なんて心理は働かないと思うんです。
それじゃ どういうことなのか?
思うにピンチの時はパパよりもママがそばにいて欲しいんです。
けっしてパパが嫌いなのではなく、パパよりもママがいい時期なんです。
うちの娘は気持ち的に不安なときは妻のおっぱいを触りたがります。
寝起きや寂しいときには本能的にママを求めるんですね。
だから言葉の額面とおりの『嫌い』ではないんだと思います。
ただ常に嫌われているのなら別の理由もありそうですが・・・。
子供の成長の過程だよ
また保育園の年中さんになると娘の心理的な成長も目を見張るものがあります。
人間関係においても気に入らない相手がいても面と向かっては態度では示さないようになります。
例えば娘を迎えに行ったとき、帰りの車の中で『今日は〇〇ちゃんに意地悪な事をされた』みたいな話をしました。話をよく聞いてみるとその〇〇ちゃんとは帰り際に別れの挨拶をしていた子だったんです。
『そうかー 3,4歳でも人間関係は微妙なんだなー』と感じた瞬間でした。
だから家で面と向かって『パパ嫌い!』と言われることは気を許している証拠であるんじゃないでしょうか。他人には言えないことでも身内のパパには言えることなんです。
感情をぶつけることを言っても許してもらえる存在なんです。
自分は娘の『精神的な成長の過程におけるバランス調整機能』だと思うと納得もいくのでは。
実際に『パパ嫌い!』と言われたときの対処法
とは言っても面と向かって娘に『嫌い!』と言われることは確かに凹みます。
私はそのような時はグッと我慢して以下のような対処をしています。
・好きという気持ちを伝える
私は娘に『パパ嫌い!』と言われたら『パパは〇〇の事だーいすき!』と答えています。ときには少し泣き真似をすることもあります。
その反応はとくにありませんが、それで良いと思っています。
なにがあっても君のことは好きだよという気持ちさえ伝われば良いです。
・あまり深入りはしない
必要以上にかまうことは逆効果です。かえって娘は意固地になってしまいます。ある程度の距離をとることも必要なのかもしれません。
・それでも怒る時は怒る
例えば蹴ってきたり、殴ってきたりしたときには怒ることにしています。
でも感情的に怒るのではなく、『そんな事をされたら痛いからやめてね。』と目をみてしっかりと伝えるように諭すのです。
反抗的であっても、自分が悪いことはわかっているのでそれで良いと思いますよ。
・ダメな時は妻にお願いする
それでも妻ではないとダメな時があります。例えば寝起きの時とか。
時々パニックになることもあるので、あまりにひどい時はあきらめて妻に応援を頼んでいます。
妻との夫婦関係も重要
娘は私と妻の関係もしっかりと観察しています。
- 私が妻にどのような対応をしているのか?
- 逆に妻は私に対してどのようにしているか?
夫婦仲が良い家庭ほど、将来的に娘が父親を好きになるという研究結果も出ているようです。
娘との仲も大事ですが、まずは夫婦仲を良くしましよう。
まとめ
いろいろなテクニックを考えてみましたが、娘からの『パパ嫌い』攻撃を上手くこなすことはやっぱり難しいです。
私はイライラしたりムッとしてしまうことも度々です。
でもやっぱり娘のことは大好きで愛しています。
根底にあるこの気持はこの先もずっと変わることはないと思います。
この先も娘の言葉にがっかりしたり、びっくりしたり、嬉しくなったりすることも沢山あるでしょう。
そのすべてを楽しんで行きたいですね。