子育て

子育てする親は完璧じゃないほうが子供は成長する!とつくづく思った日

子育てに完璧を求めてしまう親は多い。とくに最初の子供の場合、経験もないことからいろんな情報をかき集めて漏れがないように頑張ろうとします。

よその親が完璧に見えてしまう。お弁当だって凝っているし、朝からお化粧もきちんとして保育園にやってくる。うちも頑張らなくては!

 

そして自分の限界以上に張り切った結果、現実と理想のギャップに悩み、育児うつになってしまう親も・・・。

そんなときにうちの娘の言葉を聞いて思わず、親っていい加減なくらいが子供はうまく成長するんだーとすっかり肩の力が抜けたのでした。

 

うちは共働きで、妻はフルタイムワーカー。部下もいる地位で頑張っています。

そして私は農業法人に勤めています。春になり少しづつ忙しくなってきて、朝も早く出勤するようになりました。

そんななか、妻のお手伝いをしてくれるようになった4歳の娘。とくにお風呂掃除は熱心にやってくれている。

年中さんになって『お姉ちゃんになったね!』と褒めてもらいたいために頑張っているのかなと思っていました。

妻も気になっていたらしく、保育園のお迎えの車の中でさり気なくそのことを聞いてみたところ意外な答えが返ってきたのでした。

 

『汚れが気になるの!ママはお掃除が苦手だから!

 

『えっ』と思った妻。

さらに詳しく聞いてみたところ、ずっとお風呂の汚れが気になっていたらしい。

確かに妻のお風呂掃除の時間は短いなと私もなんとなく思っていました。私がやるとあの時間では絶対に終わらない。

 

妻のことを擁護するわけではないが、妻は忙しい。とくに仕事において部下のことで常に悩んでいる。私にもいろいろと意見を聞いてくる。

とは言っても確かに掃除は苦手だ。妻は汚いと感じるバロメーターが高めなのか、私からみると『散らかってるなー』と感じるときでも、平気で過ごしている。※ ちなみに妻は最近話題の『掃除できない病気』ADHDではありません。一旦、掃除をはじめたら徹底的にやります笑

 

仕方ないので私が暇を見つけては掃除機をかけ、散らかっているものを片付ける。

多分、娘は掃除はお父さんがやるものだと思っているに違いない。

 

 

こう書くといかにも妻が家庭では何もやっていないように思うが、現実には妻の家庭での仕事は山のようにあるのだ。

食事の準備、洗たく、お風呂の掃除、娘の保育園の準備などなど。その間にも仕事のメールなどが帰宅してもひっきりなしに入ってくる。

 

それを一通りこなして、お風呂から上がると電池が切れたようにベッドへ向かう。本当にご苦労さまだ。

そういう生活なので、お風呂掃除はちゃちゃっと終わらせているのだ、と思う。

 

 

娘はそれが気になるらしい。そして母親が忙しいこともわかっている。

そして件の答え、『汚れが気になるの!』である。

 

母親には直接言うと傷つくと思ったらしい。それなら自分が手伝おうとなった理由だ。それを聞いて私も苦笑い。妻も笑っていた。

ラジオを聞いていたら、床を自動で拭き掃除してくれる掃除ロボットの宣伝が流れてきた。

 

『そういえば床の拭き掃除なんて1年以上やってないわ。アハハー』

 

そう言って笑う妻の横で娘が無表情でパンをかじっている。

 

親はいい加減な方が子供は絶対に成長する!

 

 

 

 

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