昨日まで元気いっぱいだった子どもが今日の朝はいきなり発熱。
あるいは朝は元気だったのに『嘔吐したから迎えに来てください』という保育園からの連絡。
こどもの病気は突然やってきます。
そんなときに誰が子供を病院に連れて行ったり看病したりしますか?
夫婦どちらかが家事専業であれば問題はないですが、共働きの場合はどうでしょう。
近くに頼める人物がいれば良いですが、そうでない場合は夫婦のどちらかが仕事を休むことになります。
もしくは病児保育*1ですね。
とくに男性が、『子どもの看病のため休みます』と会社に告げることは現在の日本においてはかなり勇気がいることだと思います。
それでも働き方改革など男の働き方も少しづつですが変わってきています。
かわいい我が子が病気のときくらい気兼ねなく休める職場に勤めたいものです。
子どもが病気の時は妻が休むのは当たり前?
世の中の風潮的には、子どもが病気の場合、妻の方が仕事を休むというのが一般的なようです。
これには大きく2つの理由が考えられます。
- そもそも旦那が普段家事・育児をやっていないので休んでも意味がない。
- 旦那が正社員で妻がパートの場合、主な収入源は旦那なので当然パートの妻が休む。
しかし最近では上記の2つに当てはまらない家庭も増えてきています。
つまり2人共フルタイムワーカーでばりばり働いている、2人で分担して家事をやっている家庭です。
たとえば我が家はどうかと言うと、突発的な病気の場合、初日は私が休みを取るケースがほとんどです。
妻の仕事と比較して、絶対に今日でなければいけないという仕事も少なく、勤務場所も一定なので保育園にも迎えに行きやすいという理由があります。
子どもの病気が長期になりそうな場合は2人で話し合って、交代で休むようにしています。
ちなみに私は農業法人勤務で、妻はコンサルタント会社勤務です。
妻の仕事は社外の方(金融機関や会計士)との打ち合わせも多く、また出張もあり、保育園から連絡が入ってもすぐに迎えに行けないことが多いのです。
もちろん私も会社に突然の休みを申し出ることには神経は使います。
私が休むことで誰かに負担がかかるのは事実で、後日、同僚には『すいませんでした。』と謝っています。
ただ幸いにも私の周りには理解ある方も多く、会社にも小さい子がいて突発的な休みもとることがある旨を伝えています。
いまのところ何らかの不利益を感じることはありません。
子供の病気が夫婦喧嘩の原因になることも
でも中には、上司に嫌味を言われたり、同僚からあからさまに迷惑がられたりといった職場もあるようです。
またそれが原因で夫婦喧嘩になることも。
私の友人(男性)からもこんな話を聞いたことがあります。
彼はサービス業についています。
彼の奥さんもフルタイムワーカーで、夫婦共に月末が鬼にように忙しい。
そして月末に近くなると子ども達(5歳と2歳の2人)の体調が気になるそうです。
それは子供本人の心配というよりも、明日、会社も休まなければならないかもという心配だそうです。
特に忙しい時期に、夜に子どもが咳をしていると、『明日は熱がでませんように・・』と祈ることも。
そして子どもが病気になると夫婦のうちどっちが休むかで喧嘩になっていたというのです。
勤めていた会社も理解がなくて友人が『子どもが病気のために休む』と申し出ると、嫌味を言われることも。
結局、彼のところは奥さんが会社をやめてパートにでるようになりました。
でも奥さんは本当は外でバリバリ働きたいタイプの人らしく、仕事を辞めたことに不満を持っている、そしてそのこともあって日頃から喧嘩が絶えなくなったと言っています。
結局は優先順位の問題
わたしも以前は事務系の仕事についていたのですが、様々な理由があり、前の会社を退職して今の職場に勤めています。
そしてその事を後悔どころか、本当に『よかったー』と思っています。
実は給料は以前の3分の2まで下がりました。
でもそれとは引き換えに子どもと過ごす時間を手に入れました。
残業はほぼないので、家には6時半には帰ることができます。
家族でご飯を一緒に食べることがきるし、3人で一緒に床に就くことが日常です。
これは子どものためにすべてを犠牲にしろと言っているのではありません。
各家庭によって優先順位は違うし、経済的な事情もあって絶対に稼がないといけない人もいるでしょう。
あなたの中で今一番必要なことは何か?
優先順位をつけるとしたら1番目は何なのか、一度立ち止まって考えてみることをお薦めします。
子供の病気もそのことを考える大事なきっかけかもしれません。
*1:
※病児保育をご存じない方はネットで『自分の住んでいるor 働いている 市町村 病児保育』で検索してください。
ちなみに私が住む市で病児保育を行っている所は4箇所です。
受け入れ定員は少ないです。
だいたい1箇所4人から10人。
料金は諸条件ありますが無料から3,000円位。
事前登録が必要です。