風邪の季節です。
保育園に通う娘は一つの風邪が治ったと思ったらまたまた別の菌をもらってきます。
少しの風邪ぐらいでは通わせますが、熱が出たらしっかり休ませて病院へ。
問題はここからです。
病院で処方される薬を子どもに飲ませるのが一苦労なんです。
特に苦い抗生剤が処方された場合、薬を飲ませるのは親が気合を入れなければ挫折します。
だいたい抗生剤は朝夕2回、夜は根気よく言い聞かせて飲ませますが、時間のない朝はゴネられると、こちらもイライラ。
最後には怒鳴ってしまうこともあります。
そうなると子供は絶対に薬を飲んでくれません。
処方された抗生剤は飲みきらないといけない?
病院で処方される抗生剤。
先生からはきちんと飲みきってくださいね、と言われます。
ご存知のとおり、抗生剤は細菌性の感染症にかかった時にのむもの。
文字とおり体にとって害をなす生物に抗うための薬です。
抗生剤を中途半端(細菌が死滅する前)に止めてしまうと、その薬に対して抵抗力をもつ「薬剤耐性菌」が産まれてしまう原因にもなります。
ですから処方された抗生剤は飲み切ることが大切だと言われるんですね。
いやがる子どもに薬を飲ませる方法
ではいやがる娘にどうやって薬(抗生剤)を飲ませるか。
うちでは主に3つの方法をとっています。
- 褒めちぎり作戦
- 混ぜまぜ作戦
- 交換条件作戦
1.褒めちぎり作戦とは、まず私と妻の2人で薬を目の前にした娘にエールを送ります。
『ガンバーレ!ガンバーレ!ガンバーレ!・・・』
とにかく薬に口をつけるまで言い続けます。
見事飲み干したら、再び2人で『すごーい!えらーい!』と褒めちぎります。
娘の機嫌が良い時はこの褒めちぎり作戦だけでもいけます。
1が通用しないときには2の混ぜまぜ作戦です。
通常はプリンに薬を混ぜるようにしていますが、それでもだめな場合は龍角散から出ている「おくすり飲めたね」を使っています。
これはゼリー状のもので薬をコーティングして飲ませるものです。
抗生剤専用にチョコレート味がでています。
この他にもイチゴ味やピーチ味などが出ていますが、抗生剤と混ざるとますます変な味になるので注意が必要です。
使い方は『おくすり飲めたね』を少し皿にだしてから、その上に薬をふりかけ、その上から再び『おくすり飲めたね』で薬を覆い尽くします。
ポイントは薬をうまくゼリーのなかにコーティングすること。
これを失敗すると苦いものが口の中で出てくるので少量ずつ、何回かにわけて飲ませるとうまくいきます。
それでもごねる場合は3の交換条件作戦です。
娘は苺が大好物。
薬を飲み干したら、苺を買ってあげるよという交換条件付きで薬を飲ませます。
ただし、この交換条件作戦は正直あまり使いたくはありません。
嫌なことに対して、全て交換条件を出してくるようになる可能性があるからです。
ですから本当に最後の手段です。
基本姿勢は体を治すため
薬を嫌がる子供にどうやって飲ませるかを述べてきました。
が、うちでも最初に娘に言っていることは、『薬は病気を治すために飲むんだよ』ということです。
病気を治さないと、『お外にも行けないよね』、『保育園でお友達とも遊べないよ』、『キチ(愛犬の名前)ともお散歩に行けないよね』と言い聞かせています。
嫌なことをやらせようとしているのではなくて、薬を飲まないと病気が良くならないからと子供にも自覚させる事が大事だと思います。
娘は薬を嫌がっていても話の内容には納得してくれているようです。
こちらが感情的になると、子供も意固地になります。
冷静に話きかせて、その上でいろいろと方策を試すことが大事なんでしょうね。
でもやっぱり時間のない朝はきついぜ!